代表者メッセージ

ご挨拶

 平素よりステークホルダーの皆様には格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当社は、2005年11月28日に創業し、第20期の節目を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

 当社グループは、「不動産を安心と信頼のできる財産としてグローバルに提供し社会に貢献する」をパーパスに掲げ、創業以来、自社ブランドマンション「GENOVIA」シリーズを供給しており、供給実績は前期末で186棟となりました。

 20年を振り返りますと、リーマンショックや東日本大震災、新型コロナウイルスの蔓延、能登半島地震などによって、日本経済や消費環境も厳しい局面を迎えました。このような状況下においても、当社グループは、日本経済回復の想いを強くし、皆様の厚いご支援のもと、全社一丸となって事業ポートフォリオの構築に邁進してまいりました。

 前期の2024年10月期においては、新規事業として推進していた、自社ブランドマンション「GENOVIA」を組み入れた不動産ファンド第1号及び第2号が順調に立ち上がりました。金融機関を中心とした関係者の皆様におかれましては多大なご支援を賜り、この場をお借りして感謝申し上げます。
 本ファンド事業は、物件売却後も当社グループであるグッドコムやグッドコムアセット投資顧問が管理・運営することによって、安定的なストック収入を得ることが可能となります。
 今後も毎期3号、4号、5号と継続的に不動産ファンドを立ち上げ、また、数年後には、私募REITの運用を開始し、ストックビジネスの拡大を推進してまいります。

 当社グループは、「21世紀を代表する不動産会社を創る」というビジョンを定めております。このビジョンのもと、2030年に不動産会社の時価総額ランキングの上位に入ることを目指し、既存事業及び新規事業の拡大により、2030年10月期の決算発表までに売上高6,000億円、営業利益600億円を達成いたします。
特に、REIT事業の推進による販売チャネルの拡大、M&Aによる事業の多角化などが成長ドライバーになると考えております。

 また、企業価値向上においては、サステナビリティの推進が不可欠となります。
 パーパス及びビジョンに共感する多くの社員が生き生きと自信をもって、長期的に働けるために、引き続き環境整備を推進してまいります。加えて、様々な環境や社会課題に対応した経営施策を実行することで、長期的かつ持続的な企業成長が可能になると確信しております。今後も積極的にサステナビリティを推進することで、持続的に成長し、「21世紀を代表する不動産会社を創る」を実現し、ステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。

 当社グループは、今後も30年40年と永続し、日本を代表する企業となれるよう精進してまいる所存でございます。引き続き、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2024年11月28日

代表取締役社長 長嶋義和